






チャウ・シンチーの「功夫」でブルース・リャンの復活を見たときは驚きとその御姿に涙がでたが、
これは純粋にリャンのかっこよさに涙した。
動きは鈍っているものの往年のダイナミックなクンフーが見え隠れするアクション場面。
ストイックなまでに、その往年の動きを取り戻そうとするリャンの涙ぐましい動き、
そして若かりしころのかっこよさのカケラもありゃしない現在の姿が瞼に熱く焼き付けられ、
70年代からクンフー映画にどっぷりハマっていたワシとしては涙なくして見れませんでしたね、ええ。
20代のころから20キロも体重が増えたワシだが、「まだまだやれるぜ!ワシ!」と
熱く勘違いできる功夫映画であります。
SBのスーパースター、チェン・カンタイのクンフーがもっと見たかったが、
やはり無理があるのだろうか。
とにかく
「カンフー映画って、本当に素晴らしいものですね」
って水野'アメリカンポリス’晴郎も、思わず草葉の陰でこぼしてしまうであろう名作でした。
しかし、邦題の「燃えよ!じじいドラゴン」はもう少し何とかならなかったものか?
センスのなさにも程がある。