
20年ぶりぐらいに1stシーズン全話を見直した。
アラ50を迎えた今見て見れば、今まで気づかなかった、
このドラマの別のテーマがいくつか見えてきたような気がした。
母の老い(認知症)、子供たちに乗り越えられる父親の寂しさ・・・
このドラマの芯となるものは「三郎の成長」なんだろうが、
結局本人自身はあまり変わってない。(最終回で本人もそう言及している)
若いときの成長は変化であって、それがマイナスに進もうが、プラスに進もうが、
そのときに頭を抱え、悩んだとしても歳をとれば、そんなに大きなことじゃなかったような気がする。
それよりも大人になり、仕事を持ち、家庭を持つことで、抱えるものが多くなる。
抱えるものが多くなればなるほど、問題も増えるわけでこの歳になっても胸が痞える日々が多々ある。
結局のところ人は死ぬまで悩み苦しむものなのだなぁと。
齢50を目の前にして、中二病を発症しているようで、いささか恥ずかしいのだが、
人は一生重かれ軽かれ「中二病」なのだ。人は歳をとっても成長するものなのだ。
「あきらめる」という薬を持つ術を若い時より持っているのだがな。
このドラマに出てくる人々は、面倒くさいぐらいに思い悩む。
とても面倒くさくて、バカで、鬱陶しい。
でも皆が、とてつもなく優しい。
いい時代だったころの、いいドラマである。
久々に母親に連絡を取ってみた、
何度電話をしても通じず、心配になったワシは妹に連絡を取った。
妹いわく「あぁ、近所のババァたちとスナックに毎晩のように飲みに言ってるよ」と。
前略おふくろ様・・・・もう少し大人しくしてください。