今の時代、すべてのものに歴史があり、なおかつ物や情報があふれている。
そんななかで、ゼロから本人の感性のみで物をクリエイトするということは非常に難しい。
何かを見聞きし、そのものにインスパイアされ、自分の作品に昇華するといったことが、
物を作る工程としてはごく自然であると思う。
ただ、彼はそれをするにあたり、センスがなさすぎた。
ほぼ丸コピーの作品が多いし、それを国家をあげて世界を巻き込む一大イベントの
エンブレムに応募するといった行為に、センスの欠片も見られない。
だが一番の問題は、審査員や大会役員を含めたコンペの流れが、
出来レースだったんだろうなと、素人目に見てもわかる構造である。
ま、どこの業界も人脈で仕事するってのは、悪しき常識なんだけどな・・・